弾雨ヲ切リ裂ク STG「アカとブルー」が楽しい
ゲーム系の話題は久しぶりかな?
最近サークルだったり研究室だったり,ゲーム会社のエンジニアインターンに複数社参加したりである意味充実した夏休みを過ごしています.
今回は,「アカとブルー」というゲームを遊んでみたのでその感想です
アカとブルー
最近Twitterを見ていると,フォローしているゲームエンジニアの方がこのゲームについて頻繁に呟いていらっしゃったので,気になっていました
STGは(主に東方Projectのおかげで)とても好きなタイプのゲームなので,PVを見て「これは間違いなく面白い」と思ったので即遊んでみました
PV
公式のPVです
youtu.be
twitter.com
ゲーム概要
割と昔からある感じの弾幕STGです
暑苦しいおっさんのアカと,クールな女の子のブルーのW主人公からどちらかを選んでプレイします
僕は当然可愛い女の子のブルーを広射弾を撃てるおっさんの方が使いやすかったのでアカばかり使ってました
大量の弾を避けて敵を倒していきます
プレイ画面
遊びながらスクショ取るの難しいのですが,何枚か撮ってみました
見ただけで伝わりそうなのですが,難しいです
ドットスナイパーで世界ランキング1位を獲った僕の動体視力()をもってしても避け切るのは困難でした
弾雨ヲ切ク裂ク
何回かプレイして,「あ~これ気合じゃ勝てないやつだな...」ってのを理解したので,クリアするために何をすればいいか考えてみました.
すると気づいたのが,「ボムを撃つとボムが溜まる」事でした.書いててよくわからなくなりますが,その通りです.敵を倒したりすると,エネルギーが溜まってボムが撃てるようになります.ボムを発動すると,周辺や前方の弾を消すことができ,消した弾の分で再びエネルギーが溜まります.なのでまたボムが撃てます.そして,Lv2以上のボムを使用すると,前方に飛ばし,軌道上の弾を纏めて消すことができ,まさにこのゲームのキャッチコピーの「弾雨ヲ切リ裂ク」ようになります.
↓公式PV内でボムを使っているシーン(静止画じゃ伝わりにくいかも,1:46付近)
多分これは狙って組まれたゲームバランスだと思います.肉眼で避けるのが難しい量の弾幕が降り注ぐ中,ボムで弾幕を切り裂いて活路を開く.
「ボムゲー」とか言われてしまうかもしれないですが,ボムのエフェクトや,キャラクターのボイスと相まってとても爽快でプレイしてて楽しかったです.
ちょこっと攻略アドバイス的な
多分エンディングを見るのは結構難しい部類のゲームだと思うので,自分がプレイしててこんな感じにすればクリアしやすいと思った点を
- ボムのLvが上がる前に撃つ
- 弾雨を「切り裂く」ことを意識する
- 諦めない
ボムのLvが上がる前に撃つ
ボムは,チャージ量によってLvが1-5まで存在しますが,最もおすすめするのはLv2です.
というのも,このゲームのボムは撃っても自機が無敵になるとかは無く,あくまで敵の弾を消す効果だけなんですよね.Lvが高いボムは,消せる弾の量は多いですが,その分次にボムが撃てるまでのクールタイムも長くなります.そのため,Lv5のボムを撃って弾を消したのに,すぐにやってきた次の弾幕を消す手段が無く被弾する,といったことが発生しやすかったです.
そこでボムのLvが上がりきらないうちにこまめに撃つことで,クールタイム中の被弾を減らすことができました.
弾雨を「切り裂く」ことを意識する
上述の通り,あくまでボムは弾を消すのがメインの効果なので,より多く前方の弾を消す(切リ裂ク)ことを重視すると生存率が上がりそうです.
横から攻撃してくるボスもいるので,そこは結構苦戦しました...
諦めない
どんなゲームでも一緒ですが,当然ですね.
ただこのゲームに関しては,当たり判定が見た目以上に小さいので,残機0ボム0の大ピンチになっても,諦めずに気合避けし続ければ立て直せることも結構多いです.
おわりに
スマホゲームの中でも,かなり良くできてる作品だと思いますので,この記事や,PVを見て面白そうと思ってくだされば,是非遊んでみてください!(\960)
(...こんなゲーム作れるように頑張ろっと)
ウィンドウを透過するショートカットキーを作成した
普段作業をしていると,「文章を書きながら動画も見たい」なんて思うことがありました.
かといってウィンドウを分割するとそれぞれの面積が小さくなり文章は書きづらくなります.
そこで,ウィンドウを半透明にできれば1つの領域に2つのウィンドウを置くことができます.
今回作ったもの
使ったアプリケーション
TranspWnds
TranspWndsはウィンドウ拡張ツールです.
キー+マウスで以下のような機能を利用することができます.
- タイトルバー以外をドラッグしてもウィンドウを移動できる
- ウィンドウの端以外をドラッグしても拡大縮小できる
- タイトルバーを非表示にする
- ウィンドウを最前面に固定する
- ウィンドウの透過率を指定する
今回は,透過率指定の機能を利用します.
TranspWnds単体使用の問題点
TransWndsだけを用いると,ウィンドウの透過はALT/CTRL/SHIFT/Win キー + マウスホイールの回転でしか実行できません
僕のようにマウスを使わないユーザーにとっては非常に使いづらいので,これをキーボードだけで実行できるようにするのが,AutoHotKeyです
AutoHotKey
AutoHotkeyはホットキーへの機能の割り当てなど常駐ソフトの作成に特化したスクリプトエンジン。多彩なコマンドが用意されており、GUIを持ったプログラムの作成も可能。
任意のキーの割り当て変更、マクロ、ウインドウ操作 ...
オープンソースの簡易プログラム言語、Windows用フリーソフト。
(AutoHotkey Wiki)
つまりは,スクリプトを書いて実行するだけで,入力内容を変更する常駐ソフトを作成することができます!
スクリプト作成例
今回は,AutoHotKeyとTranspWndsを組み合わせて,「Win+Tでウィンドウを半透明に,Win+Shift+Tで半透明にしたウィンドウを元に戻す」ように実装してみます.
まず,TranspWndsのオプションで「Transparent」の項目をALTだけチェックを入れておきます
次に,適当なファイルを作成し,拡張子を.ahkにして以下を記述します.
;;; Win + T → Windowを半透明に #t:: Send,{Alt Down} Send,{WheelDown 30} Send,{Alt Up} return ;;; Win + Shift + T → Windowの半透明化を元に戻す #+t:: Send,{Alt Down} Send,{WheelUp 30} Send,{Alt Up} return
これに対してRun Script を実行することで,Win+Tキーでアクティブウィンドウを半透明にすることができます.
透明度はTranspWndsで上限を設定しておいてください
まとめ
こんな感じで,AutoHotKeyを使うと,Windows標準ではできないショートカットの作成など,色んな機能を追加できます.
スクリプトの規則もそこまで複雑ではないのでぜひ試してみてくださいね♪
Bash on Ubuntu on Windows でデスクトップ環境(Xfce)を動かしてみた
あまり実用的ではなかったですが,Bash on Ubuntu on Windows(BoW)にデスクトップ環境を導入することができるらしく,実際に試してみました.
この記事は,一応既にBoW を利用している人向けに書いています
BoWの導入方法などは,ここ(宣伝)やここを読むと良いと思います
1.WindowsにX Window Server をインストール & 色々設定
前のBoWの記事と同様に,Xmingをインストールします
VcXsrvとかでも多分大丈夫です
Xmingの設定
- 起動オプションの設定
- XmingのWindowをアクティブにすると勝手に英字入力になる問題
1.起動オプションの設定
今回は以下のように設定しています
起動オプションの詳細はここを見てください
"C:\hogehoge\Xming.exe" :1 -clipboard -xkbmodel jp106 -xkblayout jp -dpi 100 -nodecoration
大雑把に言うと,日本語キーボードで,クリップボードをWindowsと共有して,dpiが100で,フルスクリーンで,スクリーン番号が1です.
スクリーン番号はXmingを複数起動する場合,他とかぶっていなければ多分何でも大丈夫です.
-nodecoration
ですが,-multiwindowではデスクトップが表示されなかったりしたので,おそらくこれか, -fullscreenあたりが良いと思います.
2.BoWにデスクトップ環境(今回はXfce4)をインストール
- Xfce4のインストール
- 起動用のbatファイルの作成
2.起動用のbatファイルの作成
従来のbash.exeと使い分けられるように,起動するとXfce4が開くbatをWindowsで書きます
@echo off start /min "" "Xming.lnk" "C:\hogehoge\bash.exe" -c 'export DISPLAY=localhost:1.0;export XMODIFIERS="@im=uim";export GTK_IM_MODULE=uim;export QT_IM_MODULE=uim; xfce4-session' taskkill /f /im Xming.exe
export DISPLAY=localhost:1.0;
出力先のディスプレイ番号の設定です
Xmingの起動オプションで設定した :1 の部分(今回は1)と同じ数値を入れます
XMODIFIERS="@im=uim"; export GTK_IM_MODULE=uim; export QT_IM_MODULE=uim;
開いたデスクトップ環境で日本語入力を行うための設定です
詳しくはこちらを見てください
taskkill /f /im Xming.exe
Xfce4を動かしてみる
最後に,実際にインストールしたxfce4を起動してみましょう
先に作成したbatファイルを開くとbashからxfce4が起動し,Windowsから切り替わります.
ログアウトすると,bash,Xmingともに自動的に終了します
Windowsの仮想デスクトップ機能を用いれば,Windowsのデスクトップと,BoWのデスクトップを併用することもできます.
ProcessingをMeryで開発するための拡張機能作った
今回は去年書いたこの記事の続きです.
wgg.hatenablog.jp
今回作った拡張機能は本文下の方で配布リンクを書いています
以前作ったProcessingをMeryでコーディングするための拡張が,不十分だったので改善して作り直してみました.
前回の問題点
前回の記事では3つ問題点が残っていました.
- オートインデント
- 同名のシステム変数と組み込み関数
- 辞書リストの情報量不足
1.オートインデント
未解決です,まだやっていません.
2.同名のシステム変数と組み込み関数
ProcessingにはmousePressedなど,同じスペルで,変数/関数 どちらでも機能する語句がいくつかあります.
それらはProcessing上では正しく区別して表示してくれるのですが,Meryで同じ表示をすることはできませんでした...
自分の知識不足なだけかもしれませんが,現状では関数は括弧()を含めて色を付けるようにしました.
左:ProcessingのIDE
右:今回作成した構文ファイルを適用したMery
3.辞書リストの情報量不足
色々探していたら,Processingで使われる(恐らく)全ての単語を網羅したリストが,Processingの実行ファイルと一緒に入っていました.
↑:作成した構文ファイル&語句リスト
使用例
MeryでProcessingの開発をできるようにする拡張機能作り直した
— WGG (@WGG_SH) 2017年5月25日
自動タブとかはMery側でもう少し弄らないといけないけど
前のよりは良い感じになってるはずなので,需要があったら配布する...かも? pic.twitter.com/JV6WlP8pei
こんな感じに,前回消しきれなかった不満点の多くを取り除いて作りなおすことができました.